日国友の会

しなのふじ【信濃富士】

読者カード 項目 2024年07月07日 公開

2020年11月05日 古書人さん投稿

用例:「根元記」に漏れた各地の富士中、多少世に知られたものを挙げても、尚ほ左の約二十を算する。〈略〉信濃富士(シナノフジ)(有明山(ありあけやま))〈以下略〉〔各地の富士〕
『日本の山水』 1915年 河東乗五郎
語釈:長野県安曇野市、北安曇郡松川村にまたがる有明山(戸放(とばなし)ヶ岳)の別称。北アルプスに属し、台形の山容が富士山に似ていると言われる。「有明富士」「安曇富士」とも。標高2268メートル。同県上水内郡信濃町にある黒姫山も同じ「信濃富士」の異名を持つ。〔『デジタル大辞泉プラス』@JapanKnowledge"信濃富士(有明山)"〕

コメント:遡ります

編集部:2009年9月30日付けで、松川二郎『大日本百科全集 名所温泉案内』(1927)の例をご紹介いただいていますが、さらに、12年さかのぼります。

著書・作品名:日本の山水

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年

著者・作者:河東乗五郎

掲載ページなど:85ページ8行目〔『日本の山水 山岳編』、1915〕

発行元:紫鳳閣