うんうのちぎり【雲雨の契り】
読者カード 項目 2024年07月10日 公開
用例: | 時に雌雄の鵲飛來りて、彼造島神の御前に到りて、しばらく雲雨(ウンウ)の契(チギ)りをいたせしとかや〔蝦夷富士〕 |
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『日本の山水』 1915年 河東乗五郎 | |
語釈: | 〔名〕「うんう(雲雨)(3) 」に同じ。 |
コメント:和文例がないので
編集部:「雲雨」の確例としてご投稿いただきましたが、むしろ「雲雨の交わり」「雲雨の情」にならって「雲雨の契り」の形で見出しにしたほうがいいですね。ちなみに、「雲雨(3)」の語釈は「(中国の戦国時代、楚の懐王が高唐に遊んだとき、朝には雲となり、夕べには雨になるという巫山(ふざん)の神女を夢みて、これとちぎったという「高唐賦」(「文選」所収)で知られる故事から)男女のちぎり」となっています。
著書・作品名:日本の山水
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1915年
著者・作者:河東乗五郎
掲載ページなど:95ページ1行目
発行元:松本商会出版部