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かくさん【核酸】

読者カード 用例 2021年06月23日 公開

2020年11月11日 ubiAさん投稿

用例:核の主成分たる核酸(nucleic acid, Nukleinsäure)は燐酸と窒素を含む鹽基性化合物(Purin又はPyrimidin誘導體)と糖類(Pentose又はHexose)との化合物で非晶性(amorph)の非常に吸濕性(hygroskopisch)の粉末でアルカリに溶解して鹽を造る。
『一般細胞學』 1933年 山羽儀兵
語釈:〔名〕単純たんぱく質と結合して核たんぱく質の生成にあたる高分子有機化合物の一群。燐酸、塩基、糖の三成分から成り、生物の健康維持、増殖、遺伝などの現象に、重要な働きをする。ヌクレイン酸。

コメント:投稿例(1937)よりもさかのぼります。

編集部:2010年3月14日付けで、古書人さんに、柘植秀臣・谷田専治・永野為武『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいていますが、さらに、4年さかのぼることになります。

著書・作品名:一般細胞學

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1933年

著者・作者:山羽儀兵

掲載ページなど:87ページ本文14行目〔『一般細胞學』、昭和八(1933)年十月十日第一版発行、昭和三十一年六月十五日第五版発行〕

発行元:裳華房