日国友の会

アルプス

読者カード 用例 2024年07月14日 公開

2020年11月12日 古書人さん投稿

用例:殊に甲斐白根嶽(かひしらねたけ)を盟主とする赤石山脈の探檢に従事してより、アルプスを南北に分つ入あり、〔日本アルプス〕
『日本の山水』 1915年 河東乗五郎
語釈:〔二〕〔一〕をしのばせる高山につけられた名。「北アルプス」「南アルプス」

コメント:解釈2の事例で遡ります

編集部:第2版では、堀辰雄『美しい村』(1933-34)の例が添えられていますが、さらに、18年さかのぼります。ちなみに、〔一〕の語釈は「ヨーロッパ南西部にある大山脈。フランス、スイス、イタリア、オーストリアにまたがる。最高峰のモンブラン(四八〇七メートル)を始めとしてマッターホルン、ユングフラウなどの巨峰がそびえる。雪原、氷河があり、風光明媚(めいび)の地として世界的に有名」となっています。

著書・作品名:日本の山水

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年

著者・作者:河東乗五郎

掲載ページなど:116ページ後ろから2行目

発行元:紫鳳閣