日国友の会

てんじん【天神】

読者カード 用例 2024年07月18日 公開

2020年11月16日 古書人さん投稿

用例:丸髷、島田、唐人髷、天神、銀杏かへし、三つ輪、ふくら雀、小稲(こいね)(又稲本といふ)、鴛鴦、兵庫、竪兵庫、兵庫結、オバコ、島田崩し、達磨かへし、オタライ等あり〔服飾門・婦人の髪容〕
『風俗畫報(第一号)』 1889年2月10日 発行人 吾妻健三郎
語釈:【一】〔名〕(7)「てんじんまげ(天神髷)」の略。

コメント:解釈1の7の事例で遡ります

編集部:第2版では、尾崎紅葉『三人妻』(1892)の例が添えられていますが、さらに、3年さかのぼります。ちなみに、「天神髷」の語釈は「婦人の髪の結い方の一種。幕末から明治にかけてはやった、きわめて庶民的な結髪。銀杏返しに似てその髷の中央を毛髪で巻き、一粒玉のかんざしで止めたもの。天神結び。天神返し。てんじんわげ。天神」となっています。

著書・作品名:風俗畫報(第一号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1889年2月10日

著者・作者:発行人 吾妻健三郎

掲載ページなど:11ページ下段後ろから7行目

発行元:東陽堂