日国友の会

こううん【黄雲】

読者カード 用例 2024年07月22日 公開

2020年11月18日 古書人さん投稿

用例:一脈の殘流大谷川の板橋を渡れば、路は渺々たる黄雲(カウウン)千里の間に通じ、四山の風光來りて吟眸)に入らずといふ事なし、〔地理・日光山の奥〕
『太陽(第貮巻第壹号)』 1896年1月5日 田山花袋
語釈:〔名〕(1)黄色の雲。黄色く見える雲。黄色に染まった雲。

コメント:解釈1の事例で遡ります

編集部:第2版では、北原白秋『邪宗門』(1909)の例が早いのですが、さらに、13年さかのぼります。

著書・作品名:太陽(第貮巻第壹号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月5日

著者・作者:田山花袋

掲載ページなど:202ページ上段後ろから5行目

発行元:博文館