日国友の会

にんげんしゅう【人間臭】

読者カード 用例 2024年07月22日 公開

2020年11月20日 古書人さん投稿

用例:人間を恐れる熊が三町先きから嗅ぎつけるといふ其人間臭(ニンゲンシウ)なのだ。〔白馬山登攀記〕
『日本の山水』 1915年 河東乗五郎
語釈:〔名〕人間の体臭。また、人間が備えている卑俗な性質。

コメント:解釈1の初事例ですが、〖接尾〗としての事例になるのではないか

編集部:「しゅう(臭)」の例としてご投稿いただきましたが、「人間臭」は見出しにありますので、その例とします。第2版では、武田泰淳『メサの使徒』(1950)の例が添えられていますが、さらに、35年さかのぼります。

著書・作品名:日本の山水

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年

著者・作者:河東乗五郎

掲載ページなど:161ページ4行目

発行元:紫鳳閣