日国友の会

しとしと

読者カード 用例 2024年07月22日 公開

2020年11月20日 古書人さん投稿

用例:さすがに草の露は衣袂を霑して新しい草鞋をもしとしとにする。〔白馬山登攀記〕
『日本の山水』 1915年 河東乗五郎
語釈:【一】〔副〕(多く「と」を伴って用いる)(3)ひどく湿っているさま、また、濡れているさまを表わす語。じとじと。

コメント:解釈1の3に辞典しか事例がないので

編集部:第2版では、『改正増補和英語林集成』(1886)の例が早いのですが、文章例としては長谷川四郎『シベリヤ物語』(1950-54)よりも39年さかのぼることになります。

著書・作品名:日本の山水

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年

著者・作者:河東乗五郎

掲載ページなど:164ページ1行目

発行元:紫鳳閣