日国友の会

きみがよ【君代】

読者カード 用例 2024年07月26日 公開

2020年11月27日 古書人さん投稿

用例:聖駕の過ぐる處皆君が代の唱歌を謡ひ〔叢談・宮城御移轉の御模様〕
『風俗畫報(第一号)』 1889年2月10日 発行人 吾妻健三郎
語釈:【三】日本の国歌。「古今‐賀・三四三」の「わが君は千世にやちよにさざれ石のいはほとなりてこけのむすまで〈よみ人しらず〉」という長寿祝福の歌が、後世もてはやされ、「隆達節歌謡」「和漢朗詠集」などの流布板本や浄瑠璃などになって、初句が「君が代は」として伝えられた。はじめ、明治二年(一八六九)イギリス人フェントンが作曲。のち、明治一三年、宮内省式部寮雅楽課の林広守が現行曲を作曲。同二六年、文部省が祝日大祭日唱歌の一つとして制定し、国歌として慣習的に認められてきたが、平成一一年(一九九九)施行の「国旗及び国歌に関する法律」によって正式に国歌と定められた。

コメント:解釈3の初事例です

編集部:第2版では、『東京日日新聞』明治23年(1890)11月30日付け記事の例が添えられていますが、1年さかのぼります。

著書・作品名:風俗畫報(第一号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1889年2月10日

著者・作者:発行人 吾妻健三郎

掲載ページなど:24ページ上段後ろから1行目

発行元:東陽堂