日国友の会

わかものぐみ【若者組】

読者カード 用例 2024年07月30日 公開

2020年11月30日 古書人さん投稿

用例:地方の村落に至れば若者組と云へるものゝ勢力甚しく豪家の主人も世務に熟練なる老人も常に此若者組に一着を譲り〔教育・若者組と同窓會の衝突〕
『太陽(第貮巻第壹号)』 1896年1月5日 編輯兼発行人 岸上 操
語釈:〔名〕「わかものなかま(若者仲間)」に同じ。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、柳田国男『婚姻方式の変遷』(1941)の例が早いのですが、さらに、45年さかのぼります。ちなみに、「若者仲間」の語釈は「中世以来、郷村の集落別に存在した青年男子の集団。婚姻および祭礼への関与のほか、警防、災禍救護、公共施設の修繕などにあたり、その名称・組織は全国多様である。若衆仲間。若者組。若衆組」となっています。

著書・作品名:太陽(第貮巻第壹号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月5日

著者・作者:編輯兼発行人 岸上 操

掲載ページなど:218ページ上段15行目

発行元:博文館