じっこうきょう【実行教】
読者カード 用例 2024年08月28日 公開
用例: | 實行教が大に其教旨を宣布せんと勉むるが如き、「カムナガラ」の發刊の如き、〔宗教・去年の宗教界を回顧す〕 |
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『太陽(第貮巻第壹号)』 1896年1月5日 編輯兼発行人 岸上 操 | |
語釈: | 〔名〕柴田花守(咲行)により明治一五年(一八八二)に創立された神道の一派。不二教の開祖長谷川角行の流れをくむ伊藤食行(じきぎょう)が維新後に実践主義を唱えて独立。他の一派は宍野半(ししのなかば)により扶桑教(ふそうきょう)となった。角行の唱道した富士山信仰は、従来の仏教的色彩を払拭して復古神道をもって当時の思想に順応させた。造化三神の鎮まる富士山は万国の霊山であるとし、登拝苦行によって神人合一の心境に達すると説く。本部は埼玉県大宮市。実行派。 |
コメント:僅かですが遡ります
編集部:2008年3月31日付けで、亀井忠一(編)『帝國地理教科書 全』(1898)の例をご紹介いただいていますが、さらに、2年さかのぼります。
著書・作品名:太陽(第貮巻第壹号)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年1月5日
著者・作者:編輯兼発行人 岸上 操
掲載ページなど:227ページ上段9行目
発行元:博文館