日国友の会

こやむ【小止】

読者カード 用例 2024年08月03日 公開

2020年12月09日 古書人さん投稿

用例:午前九時頃に至り雪も小止み雲も薄らぎ折々其絶間より日光を見るに至れり〔人事門・憲法發布式御次第〕
『風俗畫報(第二号)』 1889年31月10日 発行人 吾妻健三郎
語釈:〔自マ四〕(「こ」は接頭語)雨や雪などが少しの間降りやむ。

コメント:僅かですが遡ります

編集部:「こやみ(小止)」の例としてご紹介いただいていますが、ここは「こやみ」で切れるので動詞「こやむ(小止)」の例ということになります。ただし、「おやむ」とも読むので、確例が欲しいところではあります。第2版では、徳田秋声『黴』(1911)から確例が示されています。

著書・作品名:風俗畫報(第二号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1889年31月10日

著者・作者:発行人 吾妻健三郎

掲載ページなど:5ページ上段6行目

発行元:東陽堂