日国友の会

ぜんく【前駆】

読者カード 用例 2024年08月03日 公開

2020年12月09日 古書人さん投稿

用例:先づ前驅(ゼンク)の警官騎馬にて正門を出づるや間もなく儀仗の騎兵が携へたる旗章二重橋の上に閃めき〔人事門・憲法發布式御次第〕
『風俗畫報(第二号)』 1889年3月10日 発行人 吾妻健三郎
語釈:〔名〕(古くは「せんく」「せんぐ」「ぜんぐ」とも)行列などの前方を騎馬で進み、先導すること。また、その人。さきのり。さきがけ。先駆。ぜんくう。←→後従。

コメント:「ぜんく」の確例です

編集部:語釈にあるように、さまざまに読まれてきたので、近代の確例として貴重ですね。第2版では、『大阪朝日新聞』1905年11月18日付け記事から、読み不詳(ルビなし)例が引かれています。

著書・作品名:風俗畫報(第二号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1889年3月10日

著者・作者:発行人 吾妻健三郎

掲載ページなど:5ページ上段後ろから6行目

発行元:東陽堂