日国友の会

かさだけ【笠岳】

読者カード 項目 2024年08月04日 公開

2020年12月11日 古書人さん投稿

用例:飛驒の笠嶽(カサダケ)と相對峙して飛越国境人跡未踏の秘密を守り顔である。〔立山山塊〕
『日本の山水』 1915年 河東乗五郎
語釈:岐阜県北東部,飛騨山脈にある山。高山市に属する。別称肩ヶ岳。標高 2898m。山名は笠形をした美しい山容による。天明年間 (1781~89) の頃から山岳信仰の対象となった。東側斜面は急傾斜でカール (圏谷) があり,山頂平坦面には亀甲砂礫の現象がある。地質は高原川上流,蒲田川流域の石英斑岩の上にかぶる石英粗面岩からなる。中部山岳国立公園に属する。笠ヶ岳。(「ブリタニカ国際大百科事典」(デジタル版)"笠ヶ岳"より)

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、立項されませんでした。「笠ヶ岳」については、2018年8月11日付けで、石上録之助『登山必携 山嶽めぐり』(1919)の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:日本の山水

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年

著者・作者:河東乗五郎

掲載ページなど:199ページ7行目

発行元:松本商会出版部