日国友の会

うらぶれ【浦触】

読者カード 用例 2024年08月31日 公開

2020年12月15日 古書人さん投稿

用例:其筋にて取調べられ乗組其外流失(りうしつ)の荷物を見當るものあらバ届け出よとの浦觸(ウラブレ)を出さるゝとの噂を聞敢ず飛で歸り〔續々新話・實盛墳湯島聞書〕
『芳譚雑誌(68号)』 1879年6月11日 金衣散人
語釈:江戸時代、難船、漂流、島抜けその他海べに起こった重要事件を浦々に触れ伝えるために発せられた書付。また、その書付を持って回る者。たとえば、島抜けには町奉行と勘定奉行両者より浦触が出された。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、『日本財政経済史料』の記録例が添えられています。

著書・作品名:芳譚雑誌(68号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1879年6月11日

著者・作者:金衣散人

掲載ページなど:11ページ上段後ろから5行目

発行元:愛善社