日国友の会

あずさ【梓】

読者カード 用例 2024年08月10日 公開

2020年12月20日 古書人さん投稿

用例:黑部・梓(あづさ)の二長流と相待って、日本アルプスの大山彙に風致の變化と動揺を與ふる必要なる流域である。〔後立山山塊〕
『日本の山水』 1915年 河東乗五郎
語釈:「あずさがわ(梓川)」の略。

コメント:梓川の略で遡ります

編集部:2018年8月16日付けで、石上録之助『登山必携 山嶽めぐり』(1919)の例をご紹介いただいていますが、さらに、4年さかのぼります。ちなみに、「梓川」の語釈は「長野県中西部を流れる犀(さい)川の上流部。槍ケ岳に源を発し、上高地をへて松本市で奈良井川と合流するまでをいう」となっています。

著書・作品名:日本の山水

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年

著者・作者:河東乗五郎

掲載ページなど:217ページ6行目

発行元:紫鳳閣