ただならない
読者カード 用例 2024年08月10日 公開
用例: | はらはらとちるかとすれば。ひと所にくるくるとまわる。たゞならぬさまのすべき也。たゞならずなど申さば。くるうべきにはあらず。 |
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『夜鶴庭訓抄』 平安末年 藤原伊行 | |
語釈: | 〔連語〕普通ではない。ただごとではない。 |
コメント:遡ります
編集部:見出しに文語形「ただならぬ」も示すべきですね。第2版では、芥川龍之介『地獄変』(1918)の例か早いのですが、一気に平安末期までさかのぼることになります。
著書・作品名:夜鶴庭訓抄
媒体形式:単行本
刊行年(月日):平安末年
著者・作者:藤原伊行
掲載ページなど:231ページ8行目〔「群書類従」(第十二輯)巻第347、1894〕
発行元:経済雑誌社