日国友の会

みのけがよだつ【身の毛がよだつ】

読者カード 用例 2024年08月10日 公開

2020年12月20日 古書人さん投稿

用例:源氏には。いだきおりふし。めでたきことのつまづまには。そぞろ寒くてなど申をかれたる心地もおびえ。身の毛よだつ心のすこし候べきなり。
『夜鶴庭訓抄』 平安末期(1177年頃)年 藤原伊行
語釈:寒さや恐ろしさのために、からだが緊張してこわばる。ぞっとする。戦慄(せんりつ)する。身の毛立つ。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、『平家物語』(13C前)の例が早いのですが、さかのぼります。

著書・作品名:夜鶴庭訓抄

媒体形式:単行本

刊行年(月日):平安末期(1177年頃)年

著者・作者:藤原伊行

掲載ページなど:231ページ後ろから7行目〔「群書類従」(第十二輯)巻第342、1894〕

発行元:経済雑誌社