日国友の会

やり【槍】

読者カード 用例 2024年08月11日 公開

2020年12月23日 古書人さん投稿

用例:この天気で槍(ヤリ)や穂高に上れるか、ときくとせゝら笑って、すぐ手前の木上りでもするやうに、容易いことをいふ。〔槍ヶ岳山塊〕
『日本の山水』 1915年 河東乗五郎
語釈:「やりがたけ(槍ヶ岳)」の略。

コメント:遡ります

編集部:2018年8月12日付けで、石上録之助『登山必携 山嶽めぐり』(1919)の例をご紹介いただいていますが、さらに、4年さかのぼります。ちなみに、「槍ヶ岳」の語釈は「(槍ケ岳)長野県西端、岐阜県との境、飛騨山脈南部の山。山頂に穂と呼ばれる三角状の岩塔をもち、氷食をうける。北アルプスの縦走路の中心地となる。標高三一八〇メートル」となっています。

著書・作品名:日本の山水

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年

著者・作者:河東乗五郎

掲載ページなど:233ページ5行目

発行元:紫鳳閣