日国友の会

さめやすり【鮫鑢】

読者カード 用例 2024年08月11日 公開

2020年12月24日 古書人さん投稿

用例:新しきを求めんとは終になさで、鮫(サメ)やすり木賊の類を購ひ、心を勤めて寛くして捗らぬ業を試み初めたり、〔雑録・わが失敗〕
『太陽(第貮巻第壹号)』 1896年1月5日 露伴
語釈:〔名〕鑢(やすり)の一つ。鮫皮を板にはりつけて作ったもの。

コメント:遡ります

編集部:2019年3月24日付けで、ねじり草さんに、幸田露伴『折々草』(1909)の例をご紹介いただいていますが、さらに、13年さかのぼります。

著書・作品名:太陽(第貮巻第壹号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月5日

著者・作者:露伴

掲載ページなど:260ページ上段後ろから7行目

発行元:博文館