日国友の会

きりさげ【切下】

読者カード 用例 2024年08月12日 公開

2020年12月24日 古書人さん投稿

用例:第四 切下げといふ今様と異れり華族の後室などいふ人多くハこれなり〔服飾門・婦人の髪容〕
『風俗畫報(第二号)』 1889年3月10日 高橋又太郎編
語釈:〔名〕(2)「きりさげがみ(切下髪)」の略。

コメント:解釈2の事例で遡ります

編集部:第2版では、『報知新聞』明治28年(1895)8月25日付け記事の例が早いのですが、さらに、6年さかのぼります。ちなみに、「切り下げ髪」の語釈は「髪の毛を首のつけ根のあたりで切りそろえ、束ねて後ろに垂らしておく髪型。中国で夫の死後、操をたてるためにした髪の模倣で、多く未亡人が行ない、大正時代頃まで行なわれた。下げ毛。切髪。切り下げ」となっています。

著書・作品名:風俗畫報(第二号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1889年3月10日

著者・作者:高橋又太郎編

掲載ページなど:14ページ図9行目

発行元:東陽堂