かおぐま【顔隈】
読者カード 項目 2024年08月15日 公開
用例: | 俳優諸家の顔隈(カホグマ)は種々其家傳あるよしにて、市川家十八番のうち、暫の如きは不動の梵家よりなるよしなるが、〔雑録・川原風〕 |
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『文藝倶楽部(第二巻第十編)』 1896年8月10日 白峯生 | |
語釈: | 〔名〕「くまどり(隈取)(3) 」に同じ。 |
コメント:取り敢えず
編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「隈取(3)」の語釈は「歌舞伎で行なわれる舞台化粧の一つで、荒事(あらごと)などを演じる俳優が、その人物の性格や表情を誇張して見せるため、顔に赤、青、茶などの絵の具で線状の模様を描くこと。文楽では、歌舞伎の手法を採り入れて、人形のかしらに、線をかきこんだり、彩色をしたりする。隈絵取。くま」となっています。
著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第十編)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年8月10日
著者・作者:白峯生
掲載ページなど:206ページ上段10行目
発行元:博文館