日国友の会

きた【喜多】

読者カード 用例 2024年08月16日 公開

2021年01月03日 古書人さん投稿

用例:幕府はこれを饗應の為め観世、喜多(キタ)、寶生、今春四座の能楽師を召して能を催す〔人事門・幕府年中行事〕
『風俗畫報(第三号)』 1889年4月10日 発行人 吾妻健三郎
語釈:(一)〔名〕「きたりゅう(喜多流)」に同じ。

コメント:解釈1の事例で遡ります

編集部:2012年8月5日付けで、『東京朝日新聞』1894年10月30日付け記事の例をご紹介いただいていますが、さらに、5年さかのぼります。ちなみに、「喜多流」の語釈は「能楽五流の一派。近世初期、元和四年(一六一八)に喜多七太夫のはじめたもの。七太夫はもと金春(こんぱる)流の門人で、豊臣秀吉に仕えた武士であったが、秀吉没後は役者として徳川秀忠に仕えて一流を立てた。のちに、観世、宝生、金春、金剛の四座のほかに一流としてみとめられた。喜多」となっています。

著書・作品名:風俗畫報(第三号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1889年4月10日

著者・作者:発行人 吾妻健三郎

掲載ページなど:4ページ下段後ろから1行目

発行元:東陽堂