じむてき【事務的】
読者カード 用例 2024年08月16日 公開
用例: | されば此れを讀み味ひて目に挿繪を見る面白さは、彼の艶氣なき寫本臺帳、若しくは事務的調子にて綴られたる浪花版の根本を讀むの比にあらず、〔文學・文學としての我が在來脚本〕 |
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『太陽(第貮巻第貮号)』 1896年1月20日 坪内逍遥 | |
語釈: | 〔名〕(1)事務上の事柄として、また、まるで事務上の問題であるかのように私情その他の要素を交えないで、規定どおりに物事を処理するさま。 |
コメント:解釈1の事例で遡ります
編集部:第2版では、徳冨蘆花『思出の記』(1900-01)の例が早いのですが、5年さかのぼります。
著書・作品名:太陽(第貮巻第貮号)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年1月20日
著者・作者:坪内逍遥
掲載ページなど:355ページ下段1行目
発行元:博文館