ぶき【武器】
読者カード 用例 2024年08月18日 公開
用例: | 半(なかば)興味を剥がるゝは、其の第一の武器としたりし挿繪の魔力を失へばなり、〔文學・文學としての我が在來脚本〕 |
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『太陽(第貮巻第貮号)』 1896年1月20日 坪内逍遥 | |
語釈: | 〔名〕目的を遂げるための有力な手段。 |
コメント:解釈1~3に該当しない事例で遡ります
編集部:第2版の語釈(3)に「角や牙・爪など、動物が闘う時に利用する体の一部や、人がそれによって危険を免れたり、有利な状況を作り出したりする、持ち前の才能、技術、性質などをいう」とあり、その例にあたるとも思われますが、「技術」の部分を切り分けた方がわかりやすいかもしれません。
著書・作品名:太陽(第貮巻第貮号)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年1月20日
著者・作者:坪内逍遥
掲載ページなど:356ページ上段4行目
発行元:博文館