日国友の会

しゅかんてき【主観的】

読者カード 用例 2024年08月19日 公開

2021年01月06日 古書人さん投稿

用例:例のソレ客觀的兼主觀的などいふ偏せず局せず、僻ながら險ならぬ、花も實もある深意もある、〔文學・文學としての我が在來脚本〕
『太陽(第貮巻第貮号)』 1896年1月20日 坪内逍遥
語釈:〔形動〕主観に基づくさま。自分だけにしか通用しない、ひとりよがりなさま。表象、判断、評価が、個々の人間の心理的性質に依存しているさま。また、体験する人間同士の間の心理的性質に依存しているが、客観的存在にはかかわらないさま。←→客観的。

コメント:辞典しか事例がないので

編集部:第2版では、『哲学字彙』(1881)の例が早い例として添えられていますね。

著書・作品名:太陽(第貮巻第貮号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月20日

著者・作者:坪内逍遥

掲載ページなど:358ページ上段11行目

発行元:博文館