日国友の会

ゆやまのいけ【湯山池】

読者カード 項目 2024年08月22日 公開

2021年01月09日 古書人さん投稿

用例:湯山(ユヤマノ)池〔山陰道・因幡〕
『日本地名箋 下』 1874年 西野古海編輯
語釈:鳥取県岩美郡の浜湯山・山湯山両集落の間に形成されていた潟湖。東の細川池と通じており、同池を下池とよんだのに対して上池とも称した。現在はない。享保年間(一七一六―三六)から埋立が行われたが、寛政(一七八九―一八〇一)の頃には「周回五十町」の広さを有しており、鯉・鮒・鰻などの魚類を多く産し、とくに小エビは春の末に塩煮として市中に売出され、名物であったという(「因幡志」など)。池の漁業権は湯山村が所持し、池役米を上納した(在方諸事控)。〔cf.平凡社『日本歴史地名大系』@JapanKnowledge”湯山池”〕

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、立項されませんでした。

著書・作品名:日本地名箋 下

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1874年

著者・作者:西野古海編輯

掲載ページなど:8丁オ後ろから1行目

発行元:東京書肆