日国友の会

こうしょっき【紅蜀葵】

読者カード 用例 2024年08月23日 公開

2021年01月10日 古書人さん投稿

用例:四時花の絶えたることなき向島の花屋敷、昨今蓮、芙蓉、檀特山、紅蜀葵(コウショクキ)、向日葵抔の咲き出せるものもあれば、〔雑報・七草〕
『文藝倶楽部(第二巻第十編)』 1896年8月10日 編輯人 宮澤春文
語釈:〔名〕植物「もみじあおい(紅葉葵)」の異名。《季・夏》

コメント:遡ります

編集部:2020年9月21日付けで、ubiAさんに、『寺田寅彦日記』1920年8月17日付け記事の例をご紹介いただいていますが、さらに、24年さかのぼります。ちなみに、「紅葉葵」の語釈は「アオイ科の多年草。北アメリカ原産で、観賞用に栽培される。高さ一~二メートル。葉は掌状に深く三~五裂、裂片は披針形で縁にまばらな鋸歯(きょし)がある。八月、葉腋に径一五センチメートルぐらいの緋紅色の五弁花が横向きに咲く。果実は卵形で長さ約二・五センチメートル。《季・夏》」となっています。

著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第十編)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年8月10日

著者・作者:編輯人 宮澤春文

掲載ページなど:229ページ上段後ろから4行目

発行元:博文館