てまやま【手間山】
読者カード 項目 2024年08月23日 公開
用例: | 手間(テマ)山(関山トモ)〔山陰道・出雲〕 |
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『日本地名箋 下』 1874年 西野古海編輯 | |
語釈: | 鳥取県西伯郡会見町、寺内の南方、西伯町との境界に位置する山。標高は三二九メートル。天万山とも記し、要害山・岩壺山(岩坪山)・峰松山ともいう。「古事記」大国主命段には「伯伎の国の手間の山本」とみえ、因幡の八上姫を大穴牟遅(大国主)に奪われた八十神が大穴牟遅を謀殺した山で、そのくだりは「「赤き猪此の山に在り。故、和礼共に追ひ下しなば、汝待ち取れ。若し待ち取らずば、必ず汝を殺さむ。」と云ひて、火を以て猪に似たる大石を焼きて、転(まろ)ばし落しき。爾に追ひ下すを取る時、即ち其の石に焼き著かえて死にき」とある。古くから大国主命受難の地として知られた。 |
コメント:取り敢えず
編集部:第2版では、立項されませんでした。
著書・作品名:日本地名箋 下
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1874年
著者・作者:西野古海編輯
掲載ページなど:13丁オ3行目
発行元:東京書肆