日国友の会

うるます【潤】

読者カード 用例 2024年10月17日 公開

2021年01月17日 古書人さん投稿

用例:下婢同様置てさへ下されバ外に望みハ有ませんから是バっかりハ千代吉さん呉々お願しますト聲うるませてお里が頼み聞て此方ハ吃驚し〔台下の花・第十八回〕
『芳譚雑誌(70号)』 1879年6月21日 狂文亭春江
語釈:〔他サ五(四)〕涙でぬらす。涙をにじませる。また、泣きそうになって声をつまらせる。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、泉鏡花『化銀杏』(1896)の例が早いのですが、さらに、17年さかのぼります。

著書・作品名:芳譚雑誌(70号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1879年6月21日

著者・作者:狂文亭春江

掲載ページなど:6ページ下段10行目

発行元:愛善社