日国友の会

さらりさらり

読者カード 用例 2024年09月09日 公開

2021年01月17日 古書人さん投稿

用例:たゞし慥かに。かこのらいせいの撥に。さらりさらりと彈合べし。
『夜鶴庭訓抄』 平安末年 藤原伊行
語釈:〔副〕(多く「と」を伴って用いる)(1)軽く触れあったりして、さらさらと音をたてるさまを表わす語。

コメント:解釈1の事例で遡ります

編集部:第2版では、『源平盛衰記』〔14C前〕の例が早いのですが、あきらかにさかのぼりますね。

著書・作品名:夜鶴庭訓抄

媒体形式:単行本

刊行年(月日):平安末年

著者・作者:藤原伊行

掲載ページなど:215ページ上段7行目〔「群書類従」(第十二輯)巻第347、1900〕

発行元:経済雑誌社