日国友の会

せんてをとる【先手を取る】

読者カード 用例 2024年09月12日 公開

2021年01月18日 古書人さん投稿

用例:ちいさくいやしき先手をとるとおもふべし。てきの領へは左右なくふかく入べからず。〔石立事〕
『圍碁式』 1199年 玄尊
語釈:「せんて(先手)を打つ」に同じ。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、加賀乙彦『異郷』(1973)の例が添えられていますが、実に774年さかのぼります。ちなみに、「先手を打つ」の語釈は「(1)囲碁や将棋で、相手より先にうちはじめる」となっています。

著書・作品名:圍碁式

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1199年

著者・作者:玄尊

掲載ページなど:609ページ上段4行目〔「群書類従」(第十二輯)巻第360、1900〕

発行元:経済雑誌社