日国友の会

うちそんずる【打損】

読者カード 用例 2024年09月12日 公開

2021年01月19日 古書人さん投稿

用例:晴時臆病して。上手なれども打損ずるもの也。極て遺恨の事なり。〔雑雑〕
『圍碁式』 1199年 玄尊
語釈:〔他サ変〕[文]うちそん・ず〔他サ変〕(3)(「損ずる」は失敗するの意)うつことをしくじる。うちもらす。うちそんじる。

コメント:解釈3の事例で遡ります

編集部:第2版では、浄瑠璃『宇治の姫切』(1658)の例が早いのですが、459年さかのぼります。

著書・作品名:圍碁式

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1199年

著者・作者:玄尊

掲載ページなど:611ページ下段4行目〔群書類従」(第十二輯)巻第360、1900〕

発行元:経済雑誌社