日国友の会

たぬきもか【狸藻科】

読者カード 用例 2024年09月12日 公開

2021年01月19日 古書人さん投稿

用例:寒地には、一般に分布する多年生植物にして、狸藻科に屬す、〔科學・食虫植物の話〕
『太陽(第貮巻第貮号)』 1896年1月 20日 理學士 安田 篤
語釈:〔名〕双子葉植物の一科。四属一七〇余種知られ、世界中に生育する水草、または湿原に生える食虫植物。ふつう、総状か穂状花序で、時に単生する。花は両性で左右相称、五数性。萼(がく)筒は二~五裂し、花冠は上下に二唇裂し、下唇は多少距(きょ)となる。雄しべは二個で花冠につき、葯室は一つ。子房は上位で一室。ふつう、多数の胚珠がある。果実は果。日本にはムシトリスミレ、タヌキモ、ミミカキグサなどがある。学名はLentibulariaceae

コメント:遡ります

編集部:2010年7月12日付けで、拓殖・谷田・永野『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいていますが、41年さかのぼります。

著書・作品名:太陽(第貮巻第貮号)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1896年1月 20日

著者・作者:理學士 安田 篤

掲載ページなど:384ページ下段2行目

発行元:博文館