日国友の会

かしん【下唇】

読者カード 語釈 2024年09月12日 公開

2021年01月19日 古書人さん投稿

用例:上唇(じゃうしん)は短くして二裂す、下唇(カシン)は長くして三裂す、〔科學・食虫植物の話〕
『太陽(第貮巻第貮号)』 1896年1月20日 理學士 安田 篤
語釈:唇形花(しんけいか)の下方の部分。〔『デジタル大辞泉』@JapanKnowledge〕

コメント:解釈2と3が具体的すぎないか、ほかの事例がもっと出てくるはず

編集部:第2版の語釈は〈(2)シソ科植物の花冠の下方の部分。(3)ミズニラ科ミズニラ属植物の胞子嚢(ほうしのう)にできる小舌〉となっていますが、少なくとも(2)はご指摘のように限定されすぎているので、もう少し包括的な表現にすべきでしょう。合わせて「上唇」の語釈も工夫したほうがいいですね。

著書・作品名:太陽(第貮巻第貮号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月20日

著者・作者:理學士 安田 篤

掲載ページなど:384ページ後ろから8行目

発行元:博文館