へいしそう【瓶子草】
読者カード 用例 2024年09月16日 公開
用例: | (七)「ヘイシサウ」、瓶子草(Sarracenia purpurea L.)は、本邦之を産せず、北亞米利加に於けるカナダの沼澤に生ずる多年生植物にして瓶子草科に屬す、〔科學・食虫植物の話〕 |
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『太陽(第貮巻第貮号)』 1896年1月20日 理學士 安田 篤 | |
語釈: | 〔名〕植物「サラセニア」の和名。 |
コメント:辞典しか事例がないので
編集部:第2版では、岩川友太郎『生物学語彙』(1884)の例が添えられていますね。ちなみに、「サラセニア」の語釈は「(ラテン sarracenia)サラセニア科サラセニア属の多年生の食虫植物の総称。北アメリカ原産で、八種知られており、人為交配などによる多数の園芸品種がある。葉はらっぱ状で根生し、緑色に赤、紫、白などの網目模様や斑紋がある。葉の上端には蓋状の葉片があり、裏面にある蜜腺から蜜を分泌して昆虫を誘う。四~五月ごろ、花茎を伸ばし先端に黄または赤色の五弁花を下向きに単生する。瓶子草(へいしそう)。学名はSarracenia purpurea」となっています。
著書・作品名:太陽(第貮巻第貮号)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年1月20日
著者・作者:理學士 安田 篤
掲載ページなど:386ページ下段後ろから10行目
発行元:博文館