日国友の会

うつぼかずらか【靫葛科】

読者カード 用例 2024年09月16日 公開

2021年01月22日 古書人さん投稿

用例:其外形は第八圖の甲に示すが如し、繊莖を有する攀上植物にして、猪籠草科(ウホヅカツラクワ)に屬する常緑草なり、〔科學・食虫植物の話〕
『太陽(第貮巻第貮号)』 1896年1月20日 理學士 安田 篤
語釈:〔名〕双子葉植物の科名。世界に二属六〇種余りあって、インド、マレーシアから熱帯オーストラリア、ニューカレドニアの湿地に生育する着生植物。葉は互生し、中肋が長く伸びて巻きひげとなり他物にからみ、またさらに発達して通常円筒状の捕虫となり、蜜腺や鮮やかな色で昆虫をおびきよせ、これを養分とする。雌雄異株。花は放射相称、総状花序をなす。花弁は四、雄ずいは四~一六で合生する。子房上位で四室、多数の軽い種子ができる。日本ではウツボカズラが観賞用に温室で栽培されている。学名はNepenthaceae

コメント:遡ります

編集部:2010年3月6日付けで、拓殖・谷田・永野『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいていますが、さらに、41年さかのぼります。

著書・作品名:太陽(第貮巻第貮号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月20日

著者・作者:理學士 安田 篤

掲載ページなど:388ページ上段7行目

発行元:博文館