日国友の会

せんかし【仙花紙・泉貨紙】

読者カード 用例 2024年09月16日 公開

2021年01月23日 古書人さん投稿

用例:仙花(センクワ)紙〔伊予〕
『日本地名箋 下』 1874年 西野古海編輯
語釈:〔名〕(1)天正年間(一五七三~九二)、伊予国(愛媛県)の兵頭太郎左衛門(法名、泉貨または仙貨)が創製した楮(こうぞ)を原料とした厚紙。きわめて強く、帳簿、袋紙、合羽(かっぱ)、傘などの地紙などに用いられた。仙花。せんかがみ。

コメント:解釈1の初事例です

編集部:2008年9月3日付けで、亀井忠一(編)『帝國地理教科書 全』(1898)から「泉貨紙」の例をご紹介いただいていますが、さらに、24年さかのぼります。

著書・作品名:日本地名箋 下

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1874年

著者・作者:西野古海編輯

掲載ページなど:55丁後ろから1行目

発行元:東京書肆