日国友の会

きりたてる【切立】

読者カード 用例 2024年09月28日 公開

2021年01月30日 古書人さん投稿

用例:島をゝくことも。初よりその姿にきりたてゝほりをきつれば。所の岸にきりかけかけたてつる石は。水まかせてのち。其岸ほとびて立たるたもつことなし。
『作庭記』 1040頃か年 橘 俊綱
語釈:〔他タ下一〕[文]きりた・つ〔他タ下二〕(4)山肌、崖(がけ)などを切って立てたように鋭くそばだたせる。

コメント:解釈4の事例で遡ります

編集部:第2版では、『太平記』(14C後)の例が早いのですが、さかのぼります。

著書・作品名:作庭記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1040頃か年

著者・作者:橘 俊綱

掲載ページなど:700ページ上段1行目(「群書類従」(第十二輯)巻第362、1900)

発行元:経済雑誌社