日国友の会

たたきあげる【叩上】

読者カード 用例 2024年09月29日 公開

2021年01月31日 古書人さん投稿

用例:號が落雁なれバ叩(タタ)き上(ア)げて今でハ名代といふと西新井の輕焼まづいやうにも聞ゆれど〔小説・あま蛙〕
『太陽(第貮巻第貮号)』 1896年1月20日 緑雨
語釈:〔他ガ下一〕[文]たたきあ・ぐ〔他ガ下二〕(4)修業を積み苦労を重ねて人格・技量などを立派に完成する。鍛えあげる。また、そういう努力を重ねて上の地位につく。

コメント:解釈4の事例で遡ります

編集部:第2版では、内田魯庵『老車夫』(1898)の例が早いのですが、さらに、2年さかのぼります。

著書・作品名:太陽(第貮巻第貮号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月20日

著者・作者:緑雨

掲載ページなど:417ページ下段8行目

発行元:博文館