日国友の会

そこふかい【底深】

読者カード 用例 2024年09月29日 公開

2021年01月31日 古書人さん投稿

用例:石の底深きとこなめにてほりのくべくもなくて。其上もしは石のかたかどなんどに。つかばしらをも切かけたるていにすべき也。
『作庭記』 1040頃か年 橘 俊綱
語釈:〔形口〕[文]そこふか・し〔形ク〕(「そこぶかい」とも)物の底が大そう深い。奥行がある感じである。深遠である。また、奥深い重みがある。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、『夫木和歌抄』(1310頃)の例が早いのですが、270年前後さかのぼることになります。

著書・作品名:作庭記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1040頃か年

著者・作者:橘 俊綱

掲載ページなど:700ページ下段後ろから5行目〔「群書類従」(第十二輯)巻第362、1900〕

発行元:経済雑誌社