日国友の会

なみがえし【波返】

読者カード 語釈 2024年09月29日 公開

2021年02月01日 古書人さん投稿

用例:池の石は。海をまなぶ事なれは。かならず岩根浪かへしの石をたつべし。
『作庭記』 1040頃か年 橘 俊綱
語釈:上面が水の打ち寄せる方に反っていて、波がはねかえるようになっている形。

コメント:解釈1と2は共に雅楽、筝楽の事例ですが、この事例はこの2つの解釈に合致しないので

編集部:第2版では、この意味に触れていませんね。あらたにブランチを設けるべきでしょう。

著書・作品名:作庭記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1040頃か年

著者・作者:橘 俊綱

掲載ページなど:703ページ上段3行目(「群書類従」(第十二輯)巻第362、1900)

発行元:経済雑誌社