日国友の会

のど【喉】

読者カード 語釈 2024年10月05日 公開

2021年02月03日 古書人さん投稿

用例:一には瀧ののどあらはにみえぬれば。あさまにみゆることあり。〔滝を立つる事〕
『作庭記』 1040頃か年 橘 俊綱
語釈:一般に、ものがそこから出てきたり入っていったりする、奥まったところをいう。

コメント:解釈3の初事例です

編集部:(3)の意味は「大事なところ。急所」となっていますが、ここは、滝水が迸り出てくる喉口をさしているので、(1)の比喩的な用法と考えられます。

著書・作品名:作庭記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1040頃か年

著者・作者:橘 俊綱

掲載ページなど:706ページ上段6行目(「群書類従」(第十二輯)巻第362、1900)

発行元:経済雑誌社