日国友の会

おもいがけない【思掛無】

読者カード 用例 2024年10月03日 公開

2021年02月03日 古書人さん投稿

用例:瀧は思ひがけぬ岩のはざまなどより落たる様にみえぬれば。こぐらく心にくきなり。
『作庭記』 1040頃か年 橘 俊綱
語釈:〔形口〕[文]おもひがけな・し〔形ク〕前もって考えていない事に出あったときの気持にいう。意外である。予想もしない。おもいがけもない。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、俳諧『曠野』(1689)の例が早いのですが、649年ほどさかのぼります。

著書・作品名:作庭記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1040頃か年

著者・作者:橘 俊綱

掲載ページなど:706ページ上段7行目(「群書類従」(第十二輯)巻第362、1900)

発行元:経済雑誌社