日国友の会

くりかける【繰掛】

読者カード 用例 2024年10月03日 公開

2021年02月03日 古書人さん投稿

用例:糸落は。水落にかしらにさし出たるかどあまたある石をたてつれば。あまたにわかれて。糸をくりかけたる様に落る也。
『作庭記』 1040頃か年 橘 俊綱
語釈:〔他カ下一〕[文]くりか・く〔他カ下二〕(1)たぐって引っかける。繰って、物にしかける。

コメント:解釈1の事例で遡ります

編集部:第2版では、『山家集』(12C後)の例が早いのですが、さかのぼります。

著書・作品名:作庭記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1040頃か年

著者・作者:橘 俊綱

掲載ページなど:707ページ上段1行目(「群書類従」(第十二輯)巻第362、1900)

発行元:経済雑誌社