べっしょ【別所】
読者カード 用例 2024年10月03日 公開
用例: | 大師問テのたまはく。此山に別所建立しつべき所有や。 |
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『作庭記』 1040頃か年 橘 俊綱 | |
語釈: | 〔名〕(3)本寺から離れて、修行者や念仏聖が草庵などを結んでいる所。修行者が大寺院などから離れた一定の区域内に集まり、そのたくさんの草庵が一つの村のような形になっている所。法華念誦(ほっけねんじゅ)・念仏修行の場所として、浄土信仰の盛行によって各地に形成され、地名として現存する。別院。 |
コメント:解釈4の事例で遡ります
編集部:ここは勝地をもとめているわけですから、4の道場というよりは、3の本寺からはなれた草庵のようなものと考えられます。第2版では、『今昔物語集』(1120頃か)の例が早いのですが、さらに、80年ほどさかのぼることになります。
著書・作品名:作庭記
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1040頃か年
著者・作者:橘 俊綱
掲載ページなど:708ページ上段後ろから5行目(「群書類従」(第十二輯)巻第362より)
発行元:経済雑誌社