きちれい【吉例】
読者カード 用例 2024年10月03日 公開
用例: | 若其儀ならば。人の居所の吉例にはあたらざらんか。〔遣水の事〕 |
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『作庭記』 1040頃か年 橘 俊綱 | |
語釈: | 〔名〕以前からずっと引き続いて行なわれている、めでたいしきたり。よい先例。きつれい。 |
コメント:確例ではありませんが遡ります
編集部:「きつれい」には確例のみ寄せているので、読みのない例は便宜的に「きちれい」ということにしておきましょう。第2版では、『中右記』寛治8年(1094)4月14日付け記事の例が早いのですが、さらに54年ほどさかのぼることになります。
著書・作品名:作庭記
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1040頃か年
著者・作者:橘 俊綱
掲載ページなど:708ページ下段2行目(「群書類従」(第十二輯)巻第362、1900)
発行元:経済雑誌社