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ようでんき【陽電気】

読者カード 用例 2021年12月05日 公開

2021年02月04日 ubiAさん投稿

用例:その粒の電気が陽電気(Yô-denki)か陰電気かということや、
『極光の話』 1916年12月 寺田寅彦
語釈:〔名〕絹布でこすったガラス棒に生じる電気、およびそれと同じ性質をもつ電気。原子核のもっている電気。プラスの符号を用いる。正電気。プラス電気。←→陰電気。

コメント:第二版に載っている辞書類(1888)以外の文例(1940)よりもさかのぼるので。
原文ローマ字、( )内に見出し語のみ原文ローマ字表記をいれました。初出(大正五年十二月、『ローマ字世界』)とあります。

編集部:第2版では、山口鋭之助『物理学術語和英仏独対訳字書』(1888)の例が早いのですが、文章例としては『子供の科学』昭和15年(1940)三月号の例よりも24年さかのぼることになります。

著書・作品名:極光の話

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1916年12月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:邦字表記は、68ページ10行目〔『寺田寅彦全集第九巻』、一九九七年八月六日発行〕(ローマ字表記は、68ページ25行目〔『寺田寅彦全集第十巻』、一九五一年一月一〇日第一刷発行 一九八六年五月六日第二刷発行〕)

発行元:岩波書店