日国友の会

ならちょう【奈良朝】

読者カード 用例 2024年10月06日 公開

2021年02月04日 古書人さん投稿

用例:此服は欠腋(けつゑき)と稱し奈良朝前後の制服に基き長短宜きを取て作りたる新衣服なり〔服飾門附装飾・美術學校の制服〕
『風俗畫報(第四号)』 1889年5月10日 発行人 吾妻健三郎
語釈:〔名〕「ならじだい(奈良時代)」に同じ。

コメント:遡ります

編集部:2015年10月24日付けで、『文藝倶楽部(第拾編)』(1895.10.20)の例をご紹介いただいていますが、さらに、6年さかのぼります。ちなみに、「奈良時代」の語釈は「奈良(平城京)に都のあった時代。元明・元正・聖武・孝謙・淳仁・称徳・光仁の七代の天皇にわたり、和銅三年(七一〇)から延暦三年(七八四)に至る七十余年間。律令国家完成期で、国土の開発や国力の充実がみられたが、一方、公地公民制の動揺が政治社会の不安を招いた。聖武天皇の時代を頂点とする。遣唐使により盛唐の文物・制度が輸入摂取され、天平文化が開花した。奈良朝」となっています。

著書・作品名:風俗畫報(第四号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1889年5月10日

著者・作者:発行人 吾妻健三郎

掲載ページなど:10ページ上段1行目

発行元:東陽堂