きりぶえ【霧笛】
読者カード 用例 2021年12月05日 公開
用例: | 高い建物の屋根の上に見張番を置き、敵の飛行機が来ると見ると、大きな叫び声を出す代わりに笛を鳴らして近辺の人に知らせる。(中略)これに使っている笛は、海岸の灯台で霧の深い時に鳴らす霧笛(Kiribue)(fogsiren)によく似たもので“サイレン”(siren)という笛である。 |
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『パリの非常笛』 1918年8月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕海上で濃霧の際、灯台や船がその位置を他の船に知らせて、衝突や座礁を防ぐために鳴らす合図の笛。また、その音。むてき。 |
コメント:第二版には用例が載っていないので。読みがわかる例なので。原文ローマ字、( )内に見出し語のみ原文ローマ字表記をいれました。初出(大正七年九月、『ローマ字世界』)とあります。
編集部:第2版では、用例を添えることができませんでした。
著書・作品名:パリの非常笛
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1918年8月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:邦字表記は、87ページ11行目〔『寺田寅彦全集第九巻』、一九九七年八月六日発行〕(ローマ字表記は、83ページ21行目〔『寺田寅彦全集第十巻』、一九五一年一月一〇日第一刷発行 一九八六年五月六日第二刷発行〕)
発行元:岩波書店